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31
(火)
2017.1
2号機炉心直下、溶融燃料か…黒い堆積物を確認
東京電力は30日、炉心溶融(メルトダウン)が起きた福島第一原子力発電所2号機で、事故後初めて炉心直下のカメラ撮影に成功し、厚さ3〜4センチ程度の黒っぽい堆積物があるのを確認したと発表した。
 炉心から溶け落ちた核燃料が含まれている可能性がある。東電は2月にも自走式ロボットを炉心直下に投入して放射線量や温度などを測定し、堆積物の詳細を調べる方針だ。
 調査では、カメラを取り付けた伸縮式パイプ(直径11センチ、長さ最大約11メートル)を原子炉格納容器の壁面から入れて遠隔操作し、内部の動画を撮影した。炉心を収めた原子炉圧力容器の直下では、作業用に設置された格子状の鉄製の床が一部ゆがみ、格子の隙間に堆積物が詰まっているのが確認された。床自体が抜け落ちたところもあった。
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