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(金)
2012.11
「原発内、高線量下で業務」 元作業員、関電工を告発
東京電力福島第1原発事故の収束作業を行っていたいわき市の元作業員男性(46)が、年間被ばく線量の限度を超えないよう必要な措置をとらず、作業継続を命じたのは労働安全衛生法に違反するなどとして、元請け会社の関電工(東京)を処罰するよう富岡労基署に告発した。発注者の東電には、被ばく線量管理の徹底や放射線防護対策の充実などの是正を求めて申告した。
 男性と弁護団が1日、厚生労働省で記者会見した。男性は「事実関係を明らかにし、みんなが安全に作業できるようにするべきだ」と訴えた。弁護団によると、同原発事故の被ばく問題で、作業関係者が東電などに是正を求める申告をしたのは初めて。
 弁護団によると、男性はいわき市の2次下請け会社に勤務。事故直後の昨年3月24日、福島第1原発3号機のタービン建屋内で、関電工社員2人、1次下請け会社の従業員1人、勤務先の同僚2人と男性の計6人で電源ケーブルを敷設していた。男性によると、作業に危険はない程度の放射線量と事前に説明されたが、建屋の地下には高濃度汚染水がたまっていた。
 建屋内では、線量計が20ミリシーベルトを超えたことを知らせる警報音が鳴ったが、関電工の社員が「誤作動の可能性がある」として作業の継続を指示したという。しかし別の作業班には東電社員の作業チームもあり、3号機地下で毎時400ミリシーベルトを計測したため撤退していた。男性は危険を感じて汚染水に漬かる作業を拒否したが、40分〜1時間で約11ミリシーベルトを被ばく。作業をしていた6人のうち3人が汚染水に漬かり、うち2人が福島医大に運ばれ、ベータ線熱傷の疑いと診断された
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